コーチング&ヒューニングの事例(新社会人へのアドバイス編)

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ビジネス・マーケティング
「私は仕事が覚えるのが遅いんです。」

そんな悩みをしてくれた今春社会人になったAさん。会社で行われる実地研修が苦痛だと言います。先輩の手本の真似して繰り返すのですが、他の人よりも覚えが悪くて自信を無くしそうだとのこと。

一流とは言いませんがそこそこ名の通った大学を出ていますし、話しっぷりを聞いていても頭が悪いということではありません。何に躓いているのかを探りました。

Aさんの職場は昔ながらの職人気質の強く残る職場です。そういう職場で「見て覚えろ」系の指導がされることは今でも珍しいことではありません。そこでどんな指導がされているのか。うまくできることにはどんなことがあるのか。
いろいろな質問を繰り返しているうちにAさんの特性が見えてきます。Aさんは自分の見やすい形にメモを取ったり図にしたりして整理したものを何度も見て覚えるタイプ。反対に体を動かして覚えることはあまり得意ではありません。実地研修では先輩の真似をすることに意識が向きすぎて、肝心な仕事の仕方を覚えることの余力が失われているのです。

これはどちらかと言えば教える側の問題だと私は思います。指導する側は画一的な教え方ではなく、相手に合わせた教え方をする方が効率が良いはず。それができないのは教える側のスキルが足りないということです。

ただAさんにそんなことを言っても解決にはなりません。Aさんの特性に合う覚え方を一緒に考えて、焦らずに向き合っていこうということになりました。


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