1.面接を受けた会社からの郵便物が届いた
家に変えると、先日面接を受けた第1希望の会社から郵便物が届いていた。
「面接結果に違いない」
ドキドキしながら開封すると、そこには不採用の通知が・・・
こんな経験ありませんか?
私は、過去に6回転職しています。
応募した会社は、これまで50社は超えているでしょう。
不採用通知は、何度も受け取っています。
2. 不採用通知の受け止め方
不採用の通知を受け取ると、多くの人がショックを受けます。
色々な方々の就職支援に携わってきましたが、どんなに自信がある方でも、5社不採用が続くと落ち込みます。
しかし、その通知は人生の終わりではありません。
そのため、自棄にならず、深呼吸して冷静になりましょう。
現状を客観的に見つめることが大切です。
そして次の2つのことを始めてください。
・不採用の理由を明確にする
・企業にお礼状を送る
3.不採用の理由を明確にする
なぜ不採用になったのか、これがわからなくては次の行動ができません。
そのため、勇気を出して会社へ連絡して確認しましょう。
「今後の参考のためにお聞きしたいのですが、今回不採用になった理由を教えて頂けませんか」
たいていの企業は教えてくれます。
実際にあったケースです。
ある学生の事例です。
その方は専門学校を卒業して、ある自動車ディーラーの整備工の求人に応募しました。
結果は不採用。
企業に電話して不採用の理由を質問します。
採用担当者の説明は想像外のものでした。
採用担当者:「当社は極端な短髪は就業規則で禁止しております」
学生:「それってどういうことですか?」
採用担当者:「つまりスキンヘッドの方は採用できません」
その学生さんは、病気の治療の副作用で、体毛がすべて抜けてしまっていました。
それをスキンヘッドと判断されてしまったわけです。
必死に学生さんは説明しましたが、担当者から「理由はどうあれ、スキンヘッドには変わりありませんよね。だから、採用は出来ません。」と言われた。
このような理不尽な理由で(でも採用担当者の立場からすれば、就業規則に基づいた正当な理由になりますが)、不採用になるケースもあるわけです。
理由を知った学生さんは「こんな事を言う会社なら、入社しなくて良かったです。」と話していました。
4.企業にお礼状を送る
これも実際にあったケースです。
転職希望の方ですが、どうしても入社したい第一希望の会社から、不採用の通知が届いた。
私はその方に、これからどうするか確認すると、「今の職場で仕事を続け、また求人が出たら再度応募します」と返答されました。
そこで私が、ではこのようなお礼状を送ってくださいとアドバイスしました。
私が『不採用時の面接のお礼状』と、よぶものです。
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拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
先日●月●●日に面接の機会を頂きました、●●● ●●●と申します。
ご多忙のところ、貴社の方針や事業内容についてお話しをうかがい、大変魅力に感じております。
貴社で働きたいという思いが一層強くなりました。
また、今後は●●●の事業を強化されるとお聞きして、私の経験や資格が活かせるのではないかと考えておりました。
しかしながら、まだまだ未熟な点も多く貴社の求める人材に合致するには至らなかったと深く反省しております。
また、面接では緊張のため、十分にご説明できなかった部分もございます。
今後は、研鑽とスキルアップを継続して貴社が求める人材に近づけるよう努めてまいりますので、次回採用の機会がございましたら、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
末筆ながら、貴社ますますのご発展をお祈り申し上げます。
敬具
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このお礼状を送付して、数日後応募した会社から電話があり、出来れば当社で働いてもらえないかという相談でした。
内定した方が交通事故に遭われ、急遽入院となり辞退されたとのこと。
そこで、このお礼状を見た担当者が、電話をしてきたわけです。
不採用の通知を受け取った後も、前向きに行動しましょう。
新たなチャンスを掴むことが出来るかもしれません。
このように、不採用の通知を受け取った場合でも、冷静に対処し、新たなチャンスを見つけて前向きに行動していくことが大切です。