退職代行を使わないことで褒められる時代

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ビジネス・マーケティング
世間はゴールデンウィーク真っ只中である。
私は特に予定もなくゆっくり過ごすつもりだ。

先日予定している最終出勤を終えた。
とは言っても、まだ退職日が決まったわけではなく、とりあえず有給をフル消化して、その後に退職予定である。

さて、最後の仕事である新入社員研修を終えて面白かった出来事を書く。

まず今年の新入社員はこぞって優秀であった。
コロナ直撃世代であるものの、プレゼン能力などが高く、これには関心させられた。一方で、文章力はやや低く、特に漢字を書けない子が非常に多い。

まぁ常にスマホを常備して、動画コンテンツ最盛のこの時代に、「手書きで漢字」というのはハードルが高いのかもしれない。

ただ総合力はここ数年で一番と感じた。

5月を迎え、ある新入社員が音信不通となる。
いわゆる飛んだ状態。

 LINEも既読が付かず、家族からの連絡も付かない。
さてどうしたものか。

同期に聞くと、TikTokはオンラインになっていたとのこと。
なるほど、これが現代の安否確認なのか。

まぁ飛んで、あらゆる方面からの連絡を無視したい気持ちもわかる。
全てを投げ出したい感情というやつかな。

しかし、彼は希望通りの配属となり、新入社員研修でもトップの成績を収めていた。そんな彼がなぜ。という典型的なパターンである。

結果から書くと、連絡が途絶えた翌々日に退職意向が伝えられた。
本当は退職代行を使用しようと思ったが、お世話になったので、失礼かと思った。
とのこと。

実際は、料金が高かったからかも知れないし、真偽は不明であるが、弊社内では、自分で連絡してきた事は大きく評価されていた。時代も変わったものである。

正直人事をやっている身とすれば、退職代行は面倒である。
社内のルールも制度も知らないどこの馬の骨かわからない組織。

いちいち説明するのも面倒であるし、本人確認するだのどうだの
通常の3倍は手間が掛かる。

正直退職代行を使おうが使わまいが構わないが、入社後1ヶ月で、ブラックでもない会社を退職してどうするのだろうか。

若者の価値観も時代背景も違うので、難しいが、次の会社が1ヶ月で退職した社員を雇用するのだろうか?

そんな時代の変化を目の当たりにして、自分も退職へ向かうのである。
とりあえずこの先のビジョンは何も決めておらずゆっくり過ごす。

せっかくなので、北海道は一周したいですね。
ではまた。
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