生息地が決まりました

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こんにちは、のびのびです。
日本は大雪、ニュージーランド(オークランド)は大雨と天候不良が続きましたが、ご無事でお過ごしでしょうか。
私事ですが、約1か月の放浪予定が、いつの間にか倍の2か月となりまして、やっと生息地を確保いたしました。
家を借り、荷物を運びこみ、電気とネットの契約をしたところ(掃除は毎日ぼちぼち)です。

ニュージーランドでの引越しはこれで8回目。経験値が上がって、引っ越し業者ができそうな勢いです。(冗談です)
しかし、いつもながら日本の引っ越し業者さんの丁寧さ、素早さには改めて頭が下がります。プロ中のプロ、感動すら覚えるお仕事ぶりです。
せっかくなので、ニュージーランドでの引っ越し業者さんのお話をひとつ。

私は一度だけ、オークランドで業者さんに(冷蔵庫、洗濯機、ソファーベッド)3点だけを運んでほしいと依頼をしたことがあります。
いずれも重すぎて運べないですし、冷蔵庫はできれば横にせず、立てた状態で運びたかったからです。
料金は1時間〇〇ドルという契約で、運ぶ日時だけを決めてその日を待つことになりました。

そして当日、やってきました【10トントラック】
もちろん、想定内の遅刻。いや、それよりも・・
「え?えー?!なんでそんなでっかいトラックで来たんかいな。運ぶの3つだけで詳細も伝えてたのに、なんなら普通車にトレーラーつけて引っ張るだけでもいいのに」
と驚いて見ていたら、普通の住宅街を道幅いっぱいいっぱいで入ってきて、なんとそのままポスト(近所の集合ポスト)をなぎ倒しました。

もの凄い音がしたので、近所の人が何事かと数人が出てきて、業者さんとごちゃごちゃ始まりました。
30分後、何もなかったかのように「HI!!」とご機嫌良くやってきたので、とりあえず「ポストはどうするの?」と聞いたところ、「うん、会社が弁償するよ」
だそうですが、彼らは壊れたポストを、なんとなく形をもどしつつ、土に(おりゃー)と、ぶっ刺していました。これは補償なんかないだろな。(はい、ありませんでした)

そして遅れること1時間以上後に、居住していた2階から下へ降ろし、トラックに積める作業が始まりました。
スタッフは2人、どちらも2メートル近い身長ですが、(口が悪いですが)ぽっちゃりさんと痩せぎみさんの対照的な風貌の。
作業が始まると、お痩せさんの方が力が強く、ぽっちゃりさんは支えるのでやっと。
「おーいどーした、そのお肉は筋肉に見せた脂肪なのかー?頑張れー!」とつっこみたい気持ちについ、なります。

引越し先は距離にして3.8キロ、車で8分。はっきり言ってド近所です。その3点は玄関に置くだけ。
だというのに、終了したのは1時間30分後。新品だった冷蔵庫と洗濯機は、あちこちぶつけられたせいで穴ができ、ボコボコになっていました。
こうなってしまった場合、日本だったらどえらいことになりますね。

私はもう文句を言う気力も残っていませんでした。ド素人の方がまだマシだと思う、その作業を見ているだけで、頼んだ私が間違いだったと思いました。
汗が滝のように流れているぽっちゃりさんがリーダーでしたが 「俺たちは昨日まで南島にいて、ほとんど寝ずにやってきて・・」と言い訳タイムもあり、
どうせ文句を言ったところで何の補償もない。労働時間は1時間でと交渉し、それはポスト事件やらボコボコ事件やらで、あっさり了承。

かくして、その後の引っ越しは、親子2人だけでやってきました。
トラックをレンタルしたことも懐かしい、傍から見れば恐ろしい?思い出です。
夜中も走って往復500キロ、24時間のみのトラックレンタル。事故なくちゃんと終えました。でも、もうあれはやりたくないけども。

レンタカーのスタッフに(トラック運転したことないから)「どうやって動かすの?どうやって給油するの?これなんのボタン?荷台はどうやって開けるの?」と質問攻めにして出発。
「お前大丈夫か?いつでも連絡してこい」と、スタッフのお兄ちゃんは自分の携帯番号を教えてくる。そういうところ、本当にニュージーランド人は親切です。

しかし、日本の引っ越し業者さんを思い出すと、もはや後光が刺すレベルです。あの美しい作業を標準だと思っておりましたが、全然違いました。。。
いえこれは、ニュージーランド人のプロフェッショナルにまだお会いしていない可能性も大ですので、まだまだわかりませんが、

ひたすらこのような、ちょっと日本にいたらありえない、面白いことが日常で発生するというのが、伝わっていたら良いなと思います。

さてさて、放浪していて、お待ちいただいた方、ありがとうございました。
やっとWi-Fiもつながりましたので、再開して参ります。
よろしくお願いします。

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