音楽が終わった後で。。。。。9 〜最も苦手なアイドル雑感〜

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音声・音楽
実はかなり音楽を聴いているという自負はあるのだが、最近のアイドルというものはさっぱり分からない。
ちなみにわちきの子供の頃は新・三人娘(森昌子さん、山口百恵さん、桜田淳子さん)、新・御三家(西城秀樹さん、野口五郎さん、郷ひろみさん)だったのかなあ。特に新・三人娘を輩出した「スター誕生!」という番組からは岩崎宏美さん、岩崎良美さん、浅野裕子さん、片平なぎささん(ファンです今も)、石川さゆりさん、伊藤咲子さん、ピンクレディー、中森明菜さんもそうだったかな。兎に角「歌姫」という感じでどんどんアイドルが出てきた時代だった。ここで気が付かれた方もいらっしゃるかと思うけど、ピンクレディー以外はソロ歌手で、グループだとキャンディーズと男性はフォーリーブス辺りだった気がしています。

時代が変わり始めたのはフジテレビが週末の深夜枠で始めたオールナイト・フジ。ここで「女子大生」ブームなるものが来て、半ば「素人芸」みたいな女の子たちがもてはやされた時代が来た。まあ実際には事務所に所属していた「玄人」もたくさん混ざっていましたが。彼女たちの勢いで、当時の老舗ラジオ番組「セイ・ヤング」が終了して、「ミスDJリクエストパレード」なる番組を始まった。またこの頃から、「女子大生」を売り物にした飲み屋や風俗も出てきた。当時、ご参戦された殿方は格好は女子大生。暗いところでは女子大生、よく見ると。。。。という経験をされたかもしれません。

しかしその勢いは同じフジテレビの夕方の帯番組「夕やけニャンニャン」のスタート以後、高校生に主役の座を奪われた。この辺りから「秋元康」さんが構成作家から作詞家、その後プロデューサー的な仕事をされる様になった。最初はラジオ番組の構成作家としてTBSラジオの「スーパーギャング」などで作家として活躍していたし、その後作詞家としても活躍された。

おニャン子クラブなるグループ形態でオーディションを行いながら、メンバーを増やしていくという方法は現在のAKB(あってるよね)の原型だった気がする。ただおニャン子クラブでも最初から「歌でソロデビュー」という人もあったし、グループ内のユニットもあった気がいています。

番組終了後、ほとんどの人が結婚などを機に業界を去ったり、歌一本で頑張っているという人は数が少なく、役者やバラエティータレントして活躍している人が数名という認識になってしまっている。

AKBや坂道といったグループに関しては正直ほぼ曲は知らないのである。ここがおニャン子クラブと違っているところでして、AKBに関してはモノマネのキンタローさんの出現で初めてフライングゲット?という曲があり、前田さんという人がとても人気があることを知った。YouTubeで検索してバッドボーイズさんと番組をやっているので何本か見たが、彼らの「回し」の旨さで面白く番組が出来上がっていた。ただ紅白などに出演している姿を見て感じたのが、AKBに関しては「本当は歌あんまり好きじゃない」という感じを受けるメンバーもちらほらいた感じがあり、「大所帯って難しいなあ」と思ったことがあった。こういったオーディションで追加メンバーを重ねていくという手法に関してはわちきは3回目までという持論がある。1期、2期は兎に角何とかしなきゃというガムシャラさで走っており、3期はそれを上手く昇華させるという形であり、それ以降はゴールがそのグループに入ることになっており、以後参加しても伸び悩んでしまうということで、グループ全体のクオリティが下がる原因になると思うのだ。AKB系のグループでも「卒業」という脱退後、歌一本でやっている人は本当に少ない。女優さんになっている人とバラエティで活躍している人、それ以外と分かれてしまっているのが現実だと思う。

同じオーディション形式でメンバーの入れ替えをしているハロプロに関しては、つんくさんが関わっていたこともあり、「歌える子、踊れる子」が絶対条件のようになっている気がします。だからバラエティでお呼びが掛からなくてもハロプロ主催のコンサートや舞台に戻って「次を待つ」ということが出来る様にしているのが流石だと感じることがある。モー娘。以外のグループも「歌える」子が沢山いた。まあ「プロレス」とかというのもどうかなあと思うのだが、それでも「歌と踊り」があれば戻る場所も作りやすくなるのではないかと考えます。またキャッチーなメロディだけでなく、かなり歌唱が難しい曲も歌える自力も持たせているところもあり、流石だなあと思ったことがあります。ポッシボーというユニットがニコ生で「1時間ノンストップ歌唱」なることをやったことがあったが、オリジナル、カバーをノンストップで踊りながら見事にハモっていたのはある意味驚きだった。トラブルを起こしたりしたメンバーもいるが「帰る場所」を確保しているのはここだけかなと思う。

フジテレビでは「アイドリング!!!」という番組があった。ここには遠藤舞さんというとても歌が上手い人がいた。正直「バカリズムさん」目当てで見始めたのだが、彼女が歌った「MINMI」さんのカバー、「シャ・ラ・ラ」などは鳥肌ものの歌唱であった。ソロデビューをした期待もしていたのだが、現在はヴォイス・トレーナーになられている様です。ここも解散後の売り出しが本当に考えていたのだろうかと思うことがあります。役者として育てれば伸びそうだなあと思う人も何人もいたのだが、番組終了後稼いでいるのはバラエティ番組での朝日奈央さんだけのようで、他の人はあまり目立っていない。
酒井瞳さんなんていいバイプレーヤーになるのになあと今でも思っているのです。

で、これらのアイドルグループの番組には彼女たちを上手く扱い、泳がしてくれるMCの力量というものが大きいのです。夕やけニャンニャンではとんねるずや当時の常滑川まことさん(大竹まことさん)などが半分素人の彼女たちを上手く扱っていたし、AKBの番組はバッドボーイズさん、乃木坂にはバナナマンさん、欅坂?には土田さんおり、アイドリングにはバカリズムさんが物凄い回しをしてましたし、そのあたりに負うことは大きかったのは事実だと思います。

ここで一つ、唯一最近のアイドル?の中でCDまで購入したのがBIS!
いや、曲が良かったし、プー・ルイさんの歌も、ノンちゃんのアルトもよく、「際もの」として扱われていたけど、オルタナ系の非常階段との対バンも臆することなくやっていたのは凄いと思った。現在だとファーストサマー・ウィカさんは解散まで参加してましたね。ただ初期のPVではアイドル御法度の全裸で富士の樹海を駆け回るといった正しく「キワモノ」の活動もあったけど、歌ということに関しては今も上手いなあと思っている。キワモノのイメージではなくきちんとした大人の歌を歌ってほしいなあと願っているのです。彼女たちの解散後に結成されたBISHからもアイナ・ジ・エンドさんのような「色」ある歌を歌う方を輩出しており、こういう歌を歌えるアイドルというのがもっと出てきてほしいなあと思うです。

一時期のアイドルバブルと言われて時期には数万人と言われる「自称アイドル、他称アイドル、地上アイドル、地下アイドル」などがいると言われていた。それがコロナ禍によってライブ、物販の活動の場を奪われ、急激に萎み始めている。大人の事情もあり、アイドルを夢見る子供達を集めたというある意味責任も大人にはあるんじゃないかと思う。
良い時だけ、搾取のために擦り寄り、以後は無しの礫というのは少し悲しい。
原石を磨いてあげることも考えてほしいのだ。

昔のアイドルの歌はすぐに歌えるのだが、今のアイドルの曲は耳にすら残らない。わちきが老いたのかもしれないが、「はっ」とするようなメロディやフレーズに心を踊らさせてほしいものだ。

お後がよろしいようで。。。。。
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