私が考えた高塔の地図記号

コンテンツ
デザイン・イラスト
 前回は、漢字「史」「名」「天」という「かっこよさ」と、それぞれの簡単なイメージ「鳥居」「富士山」「タンチョウ」という「かわいらしさ」が兼ね備えたデザインが特徴的な未来の「史跡・名勝 ・天然記念物」の地図記号について紹介しました。

 次は、東京タワーやスカイツリーのような展望台、五重塔や電波塔の高い塔を指し、高さ60m以上の建築物「高塔」の地図記号について紹介します。

 従来の記号は、四角形の四隅にそれぞれ足があって四本足の姿が特徴であり、エッフェル塔や東京タワーのような塔を上から見た形から記号化したのが由来です。

 このことを知ってから、地図記号を再び観察すると以下のような疑問が湧きました。

「他の地図記号は横から見た形から記号化したのに、なぜ『高塔』は上から見た形を記号化にしたのか?」

「四角形の記号であると、初見の人からして『高い塔』がある場所というイメージが湧かないと思うのでは?」

「横から見た形の方が見てて分かりやすいのに、なぜ上から見た形が採用されたのか?」

「個人的に四角い形は、遺跡や『城跡』を連想してしまう。そう思う人が少なくともいるのでは?」

 このように思った私は、次のように未来の地図記号として表現しました。こちらです。

230117高塔_オリジナル地図記号.png


 訪日客など初見の方からして印象に残りやすいように、漢字の「高」と高塔」の象徴的である東京タワーやエッフェル塔に類似したイメージとを融合した姿を記号化にしました。

 それに加えて、塔のてっぺんがハート形であるのも上記の理由からです。

 また、その中にアルファベット「T」が塔の英語表記「TOWER」とローマ字表記「TOU」の頭文字から来ています。

 これらの要素から、この未来の地図記号は、その場所のイメージとアルファベットと筆文字で書いたような漢字が組み合わさったデザインに仕上がっているため、日本にしかない「唯一無二の地図記号」ではないかと思います。

 この地図記号が将来地図に現れると、訪日客も含めて見る人がどういう反応するかがすごく楽しみです。

 早く実現できますように。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す