叶っているはずの憧れの日々にしっくりこなくなり、キャリアを手放したら心豊かな人生が始まりました。
当時46歳だった私は、外資消費財企業のマーケティング部門管理職として、また、保育園に通う子供の母として、忙しくも充実した日々を過ごしていました。
そんな毎日は、20代の終わりの留学先で芽生えた夢が叶ったライフスタイルでしたので、少しずつ顔を出していた違和感をなかったことにして、「今のスタイルが正解。」と自分自身に思い込ませていた時期でもありました。
ですが、なかったことにしていた違和感に身体は正直に反応、健康診断でのポリープ発見をきっかけに自分自身と向き合い始め、コーチングを受けながら、働き方を変えました。
私は母親になってから、自分自身の中の「幸せ」の定義が変わり、仕事に対する考え方も変わりました。例えば、心の底で、子供の成長していく姿をもっと近くで見ていたい、と思っていても、「ワーママあるある、みんな、それを乗り越えて頑張っている」から、私もそうしなければならない、ここでキャリアを...