簿記・公認会計士を保有しない専門性なし人間が、M&Aキャリアを構築する方法

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ビジネス・マーケティング

●自己紹介(経歴等)

私は現在43歳、会社員経験約21年間で、以下の経験を積んできました。
・プライム上場、未上場のIT系事業会社でWebプロデューサー、Webディレクターとして新規事業開発のリード、及び、M&A・資本業務提携プロジェクトのリード
・BIG4のコンサルティングファームで業務改善、事業開発、オープンイノベーションをテーマにしたコンサルティングプロジェクトのリード

今まで計7社での勤務経験。日系大手企業、オーナー系上場企業、未上場スタートアップ企業、BIG4のコンサルティングファームと様々なタイプの企業で仕事をしてきたのが特徴です。

M&Aプロジェクトのリードと記載しておりますが、プロジェクトリードできるようになるまで3年ほどの期間を要しました。

●M&Aに取り組む際の障壁(スキルセット)

簿記・公認会計士・弁護士資格なし、監査法人・投資銀行・弁護士事務所出身でもない人間が、M&Aに取り組む際、難易度が高いと思ったことは、以下①~④の事項になります。

①財務会計の知識
・BSの理解
事業会社でCFOや財務部長、監査法人で監査や会計系アドバイザリー、FAS系コンサルティングファームで財務税務DD等を経験していないと、BSの全体像及び各種論点の理解が難しいと思います。

・PLの理解
事業会社で取締役や事業責任者、コンサルティングファームでビジネスDD等を経験していないと、売上・固定費・変動費、関連するKPI等のPLの全体像及び各種論点の理解が難しいと思います。

・キャッシュフローの理解
BS、PLが読めないと、キャッシュフローは読むことは難しいです。

・財務税務DDのスコープを決めるための論点設計
上記、BS、PL、キャッシュフローの全体像及び各種論点が理解できないと、DDのスコープ設計が難しいと思います。

・ファイナンスの理解
M&A実行の際に、対象会社の株式価値を算定する必要がありますが、ファイナンス用語の1つ1つが、専門用語の連続で、理解するのには一定期間を要すると思います。

②法務の理解
・法務DDのスコープを決めるための論点設計
事業会社で取締役や事業責任者として、会社法の仕組みや、各種事業における契約書交渉等を実施する経験を積んでいないと、法的にどういう論点があるのか、ケース毎に何を確認すればよいのかを理解するのが難しいと思います。

・契約交渉
M&Aにおける各種契約書(投資契約書、株式譲渡契約書、株主間契約書、経営委任契約書、業務提携契約書等)の全体構成、各種論点、交渉材料が分からないと、契約交渉が難しいと思います。

③事業の理解
・事業特性を考慮した事業計画への落とし込み
M&Aにおける株式価値は、事業計画をもとに算定することが多いですが、素人なりに事業計画にストレスをかけることができても、該当事業の特性を踏まえた、あるべき事業計画はどうなるのか、という着地点を理解することが難しいと思います。それぞれの事業・ビジネスモデルによって成長特性があるため留意が必要です。

・商流からの事業理解
事業会社で取締役や事業責任者として、事業の商流を設計する経験をしていないと、該当事業の全体商流の中で、各ステークホルダー間にどういうリスクが潜んでいるか、当該リスクに対してどういう対応策をとる必要があるかの理解が難しいと思います(財務税務DD、法務DDのスコープ設計にも影響し、M&Aにおける事業理解において、商流の理解は必須です)

④M&Aプロセスの理解
・M&Aの全体プロセスの理解
「ソーシング、ノンネームシート提出、プレDD、意向表明提出、基本合意締結、プロDD、投資契約書等の契約交渉、クロージング、PMI」といった説明が書物等であったりしますが、それぞれで具体的に何をしているのか、また何がポイントなのかを理解することが難しいと思います。


上記①~④が分からず、M&Aをなかなか上手く実行できないと感じる方がいらっしゃいましたら、以下サービスの購入をご検討下さい(上記①~④の全てを解決可能です)


上記「M&A、PMIの進め方について提供します」に加えて、私がM&Aプロジェクトのリードが出来るようになるまで、必須だと思うことを以降でご紹介いたします。
誰もが再現性ある方法として実施できるかというと「?」がつきますが、あらゆる仕事で成長するための世の中の真実だと思います。

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