猫の寿命が飛躍的に伸びる可能性

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こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。

人の死因としても癌は上位に入りますが、猫の死因の第1位は癌とのことです。
そして、猫の死因の第2位が、猫の「宿命の病」と呼ばれている腎臓病とのことです。

腎臓は体内の老廃物を濾過し、尿として体外に排出する機能をもつ臓器ですが、腎臓病になるとこれらの機能が徐々に損なわれて機能しなくなり、猫の命を奪う原因になるとのことです。

通常、猫は5歳頃から腎機能に異常が出始め、腎臓病で死ぬことが多いものの、その理由は長らく不明だったようです。

2016年、現AIM医学研究所の宮崎所長が、猫は【AIM】が先天的に機能しないために腎臓病になりやすいことを突き止めます。

AIMとは、老廃物を免疫細胞(マクロファージ)に食べさせるための標識となるタンパク質で、動物の血液中に存在する物質とのことです。

猫の場合は、先天的にAIMが標識として機能せず、マクロファージによって老廃物が排除されないため、腎臓病になりやすくなるとのことです。

そこで、宮崎所長は、体外から直接AIMを投与すれば猫の腎臓病を防ぐことができるのではないかと考え、画期的新薬となり得るAIM製剤の開発に取り組んでいます。

AIM製剤が実用化される時期について現時点で公式発表はありませんが、今年2024年には臨床試験を行い、2026年~2027年ごろを目標に医薬品として承認を得ることを目指しているとのことです。

現在、猫の平均寿命は15歳ほどですが、この新薬が実用化されれば、猫の寿命は30歳にまで伸びるともいわれています。
愛猫家にとっては大きな福音となります。

さらに、AIM製剤は猫だけでなく将来的には人間の腎臓病への応用もできると考えられていて、その点からも非常に注目されているとのことです。

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