680.「一緒に家事をする」と夫婦円満に!?
「一緒に家事をする」と夫婦円満に!? カウンセラーに聞いて分かった心理的効果&コミュニケーション術
あなたは普段、夫婦で一緒に「家事」や「料理」をしますか。「一緒に同じことをすると、親密度が高まる」という話を聞いたことがある人もいると思いますが、夫婦でも同様の心理的効果は期待できるのでしょうか。心理カウンセラーの平井綾乃さんに教えていただきました。
対人関係は経験の共有を通じて深まりやすい
Q.料理や家事を「夫婦で一緒に行う」ことにより、どんな心理的効果が考えられますか。
平井さん「対人関係は経験の共有を通じて深まりやすいので、例えば『一緒に料理を作る楽しみ』『協力し合う経験』を通じて、夫婦仲が深まるきっかけになると思います。
また、『家事を分担して作業をする』場合でも、夫が妻のしてほしいことに寄り添って協力しながら手伝うことで、妻の生活満足度が高くなるという研究結果も出ています」
Q.趣味など、他の行動についてはどうでしょうか。
平井さん「自分の好きなことに対して、相手が興味を持ったり、一緒に手伝ってくれたりしたらうれしくなりますよね。夫婦間の関係でもそれは同じで、夫婦関係の安定性を調査した研究では、夫婦の価値観や行動の特徴が似ている・共通している関係性が多いという結果も出ています。そのため、『興味のあるもの』『楽しいと思うもの』が共通しているのなら、夫婦でその時間を共有するのは、良好な関係性を築く上で非常によいのではないでしょうか。
また、今はまた見つかっていなかったとしても、そういった共通の趣味や物事を『一緒に探す』だけでも仲が深まるきっかけになるのでは
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